パシャは2020年にリニューアルされたが、当時も今も非常に特殊なデザインであり、概して好きか嫌いかのどちらかに分かれる。食器や犬種など、世の中にはそういうものがいくつもあるのだ。パシャは、そういう意味で“原点回帰”したのだ。最も人気のある機械式
スーパーコピー時計であるサブマリーナーは、その実用主義的な完璧主義によって、そう感じさせないかもしれないが、タンクやパシャと同じように過去にしっかりと根ざしているのだ。
カルティエ新作 パシャ ドゥ カルティエ スケルトン トゥールビヨン HPI01435Ref:CRHPI01435
ケース径:41.00mm
ケース厚:10.45mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
ストラップ:クイックスイッチ インターチェンジャブル、グレー アリゲーターレザーストラップ及びブラック アリゲーターレザーストラップ
ムーブメント:手巻き、Cal.9466 MC(マニュファクチュール)、約50時間パワーリザーブ、毎時21,600振動、19石
仕様:時・分表示、トゥールビヨン、スケルトン、リューズにブリリアントカット ダイヤモンド(0.36ct)、ベゼル・ムーブメント・バックルにブリリアントカット ダイヤモンド179個(2.59cts)
しかしながらパシャは、時計デザインにおけるかなり特殊な時代へのノスタルジーを演出しており、そのデザイン要素はパシャに躊躇している人をほとんど外科的な正確さで切り捨てるように設計されている。樽型/ヴァンドーム型のラグだけでも十分見逃せない(チョキ)が、ミニッツトラックが四角いのは読みやすさのためではなく、丸みを帯びたケースとの対比であり(チョキ、チョキ)、そして、ケースに固定された装飾用チェーンは、まるでサドマゾヒストのような雰囲気を醸し出している(チョキ、チョキ、チョキ)。
2020年 カルティエ新作 パシャ ドゥ カルティエ WJPA0012パシャ ドゥ カルティエ
Ref:WJPA0012
ケース径:35.00mm
ケース厚:9.37mm
ケース素材:18Kピンクゴールド
ストラップ:クイックスイッチ インターチェンジャブル、ネイビーブルー アリゲーターレザーストラップ及びオベルジーヌ アリゲーターレザーストラップ
ムーブメント:自動巻き、Cal.1847 MC(マニュファクチュール)、約40時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、23石
仕様:時・分・秒表示、リューズにサファイアカボション、ベゼルにブリリアントカット ダイヤモンド48個(1.15cts)
とはいえ、もしあなたがパシャを好きなら、それを嫌う人に好きになるよう説得されることはないだろう。私はたまたまパシャがとても好きだ。新しいコンプリケーションモデルは、カルティエが現在非常にうまくやっていることを示すものである。それはアイコニックなデザインを慎重に取り入れ、新しい機能を組み込むことで、デザインの核となる要素を失うことなく、そのデザインを新鮮に捉え、何が成功をもたらしたのかを知ることができるということだ。
新作のみっつのうち、どれかひとつを選ぶとしたら、スケルトンモデルだろう。カルティエのスケルトンウォッチに施された夜光はとても魅力的で(サントス-デュモンスケルトンもその好例)、いくつかの明確な要素を強く統合することで、どれだけのことができるかを示している。
私のように、オリジナルを見た記憶がある年代の人が、年齢を重ねてどう見るのかは興味深いところだ。パシャのラウンド1を見ていない人なら、蘇ったパシャのラウンド2が歴史の重荷に縛られていると思うことはないだろう。そのかわり、この時計はありのままの姿を見せてくれるだろう。分裂的でありながら、自らの信念を貫き、ほかでは得られない大胆な自信とぜいたくな雰囲気を持っている。
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